[PIST6(競輪)を機械学習で儲かるか検証した話] 結論とまとめ

結論とまとめ

この連載のChapter 03, Section 03-02、03-03では利益が出る可能性が示唆されました。

学習データテストデータ
二連複8.603.09
二連単-3.0930.79
三連複10.107.60
三連単0.040.2
Section 03-03のまとめ 利益の表

驚くべきことに、単勝以外のチケットではテストデータの利益がプラスだったのです。

しかし、時間経過ごとの利益の推移をみると、安定的な利益を得られているとは言えませんでした。

下のグラフは、横方向に日付に対応したチケットごとの利益を記録し、積算したものです。(時間経過に対する資産の推移だと思ってもらって構いません)

三連複の利益の推移の例


いくつかの実験を元に、このような利益が出た原因は次のような物があると考えています。

  • 賭ける人数が少ない
    • PIST6の知名度が低く、賭ける人数が少ないためオッズが不安定であり、たまたま利益が出た。
  • 分析者が少ない
    • 競馬を機械学習で分析することは多くの人が手を出しており、オッズが安定してしまうため、利益が出ない。一方、PIST6は分析する人が少ないため、オッズが不安定であり、利益が出た。
  • データが少ない
    • 2023年1月1日以降のデータをテストデータとして分析しましたが、これが少ない可能性、もしくはチャンピオンデータな可能性があります。偶然利益が出た可能性があります。

これらの要因は時間経過で解決されるため、今後も利益が出ることは保証できません。
また、最初に示した「儲からない競馬予想AI」にても話しましたが、この連載を読んで同じことをする人や、同じような分析をする人が今後増えると思いますので、オッズは儲からない方向へと収束すると考えられます。

一方で、オッズのブレが激しく、PIST6では利益がでる可能性があるということも示唆されました。

競馬と違い、競合相手がいない状態であれば、安定的な利益が生み出せるかもしれません。

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